稽古場日誌2回目が来ました。
稽古場日誌2回目が来ました。
てるちゃん役の和久井大城です。
第1回目から引き続きキャスト紹介第2弾へと洒落込もうと思ひます。
佐野史歩さん
澄み渡るようにバチコン綺麗で吸い込まれるかとおもう瞳をしたミュージカル女優さん。初対面で会って2秒で「目んとこに宝石二つ埋め込んでんかい」ってつっこんだ。変な顔された。てか声も澄み渡ってた。もう全部、澄み渡ってるじゃん。
山城弘次さん
座組み最年長であり難しい役を背負ってるにも関わらず、演出家の横にいてお芝居のダメ出しなどを取ってくださりめちゃくちゃにお世話になっている方。多分ですけど、皆さん劇場入って1番最初に顔合わせるのはこの人かもしれないです。
小野海里さん
本作でも随一の特殊な役を担っていて、この役はもうお芝居のテクニックがどうこうとかでなく、彼女にしか出来ないのです。屈託のない笑顔、人懐っこい性格、言葉でなくとも伝わる何かを確かに持ってる人です。この前「わっくんさん私服可愛いですね」って言われたので、嬉しい。
佐藤匡輔さん
演出家に「もう360度”晋”だね。」と言わしめるほど身体中全方位的完全無欠の”晋”が憑依してます。テクニックでも魅せ方でもなくて、純粋に心打たれるお芝居をしてくれます彼。なんか「和久井さんの演技見て、僕がやりたかったのはこれなんだって気づきました」とか言ってくれます。まだ全然見本になれるような事してない。しなきゃ。
三塚瞬さん
がっっちがちにやっちゃってる役を演じる彼ですが、そんな役など全く似つかわしくない優しさとツッコミセンス溢るる兄さん。性的でシビアな演出にも、まずひとしきりちゃんと恥ずかしがる兄さん。恥ずかしがった後にマジの顔しながらそれやってのける兄さん。色んな兄さんを合わせ持ってる。
高橋舞さん
すんんんごい嫌いです。いや人としてじゃなくてね。彼女の演じる役が。こんなに見てて「しっかり嫌いだわお前」って思うことってほとんどないです。それは彼女の実力が成せる技。どうか皆さんも彼女の姿をみて胸糞悪くなってほしい。非常にストイックで、端正な顔立ちから想像出来ない役に取っ組み合ってます。
西川沙由美さん
この役は、多分女優であるなら誰もが演じてみたいと思うであろう役じゃないかと思います個人的に。もう理屈じゃない所まで入り込めないと絶対的にやれない役。そんな役を任された西川さん。彼女きっとやりますから。見といてください。
田渕友夢さん
役名のない役に対して自ら「ストロベリーちゃん」と名付けるアグレッシブ強者。大人しい顔をしておきながら、すっっっごくハイボールとかが好きらしい。自分のことストロベリーちゃんって名付けて、ハイボールとか好きで、それもうコンセプトはなんだい。
齋藤香菜さん
役名のない役に対して「シャインマスカットちゃん」と名付ける。ストロベリーちゃんは、まだわかるがまだまだ数ある果物の中でマスカットをチョイスするとは。しかもシャインまで付けちゃって。大人しい容姿に比べて相当内なるおこだわりが強いタイプと睨んでる。シャインの分だけ輝いて欲しい。
夏見静さん
よく代役で入ってくれるのですが、全く手を抜かず自分なりの100パーでしっかり臨んでくれるのよ。多分隙あらば本役の人を食ってやろうという気持ちも見え隠れしてます。すんごく良い刺激。めちゃ助かります。
藤瀬七海斗さん
最近「演技がノってきたな」と褒められ頭角を現してきた藤瀬。今回トラウマという物語の随所に出てくる役、ビジュアル的に藤瀬が1番似合いすぎてます。顔につけるお面と外した時の骨格がほぼ同じ。付けてる感なし。藤瀬は、めっちゃ痩せてるのでパンをあげた。喜んでくれていた。
三谷夏果さん
稽古中盤に差し掛かって、急に与えられた新キャラが大当たりし、なんか水を得た魚の如く生き生きやってる。彼女の「抜け感」は、誰でも持ってるものじゃなく、喉から手が出るほど欲しいいるだけで面白い空気を纏ってる。嫉妬だよ。
天日翔之さん
アメリカ育ち米国仕込みの帰国子女。日本人離れしすぎたフランス人もびっくりの鼻の高さを誇る凱旋門っ鼻(がいせんもんっぱな)は、唯一無二の存在感。良すぎる姿勢とテキパキした動きが彼の持ち味。なんか見ちゃうのよ天日くん。
小池樹里杏さん
今更紹介するのもおこがましいですが、本気ですんごい人だ。確実に今まで出会ったことないほど半端ないパワーを持ってる女性。口だけじゃなく、演劇界をネクストステージに押し上げようとしてます。彼女が脚本、演出、そして白鳥文という人物を演じる事でしか成立しない作品。ほんの少しでも力になれたらな、と思います。
高橋遼平さん
今回、体調不良により「ここだよ。りめいく」を降板致しました。しかしちゃんと仲間でした。ここじゃない、どこか違う場所で戦わないといけない状況の彼を、応援します。遼平はそっちで。僕らはあっちで。共に頑張ろうと思います。
という訳でキャスト紹介、以上です。
そんな28人で挑みます。
決して簡単な作品じゃありません。
表現するのも理解するのも。
誰かがどこかで一個でも手を抜けば、全部こぼれ落ちるくらいの言葉の繊細さで。
一つ一つ丁寧に紡がないと、何一つ伝わらないそんな作品。
僕らは、必死になにかを届けます。
僕らが届ける全部を受け取ることは、もしかしたら無理かもしれないけど、それでも何か一つでも持ち帰ってもらえると嬉しいです。
じゃあね〜。